Company

会社概要

林撚糸は長年、撚糸技術を磨き高め
糸を通して人の暮らしを見つめてきました。
私たちの撚糸技術が、これからの社会に出来ることは無限の可能性があります。
「ねじる」というたったシンプルな技術で、世の中の細くて長い物すべてを撚り合わ せるとその組み合わせは無限にあります。
撚りの最先端は何を生み出し、暮らしに貢献できるのか。
未来を考え、撚糸で新しい価値を創造することに
林撚糸は挑戦しています。

代表取締役社長 林雄太

PHILOSOPHY

探求し役立てる

人に寄り添う

豊かな発想

垣根を超えた挑戦

未来志向


昭和 7 年、林撚糸は大阪・住吉大社のほど近くで、初代(曾祖父)が「林染工」を興し、繊維の染色と軍足(五本指ソックス)の製造 を行いました。
戦時下で一族は和歌山県橋本市へ疎開。終戦後に大阪への復帰を検討しましたが、旧工場跡地 工場建設不可の指定となり、疎開先の 和歌山で一から事業を再構築する決断に至ります。
再出発の地・高野口は古くからの織物産地です。
地域の織物会社に染色の受注を打診したところ、「染めは足りている。足らないのは撚糸だ」と う要望を受け、事業領域を「染色」 から「撚糸」へ転換しました。
戦後復興から高度成長期にかけては、高野口では車両シート、絨毯、ニューヨーク地下鉄の床材用織物、人工芝など多種多様な製品が 国内外で需要を伸ばし、織物会社は急成長しましたが、これに伴い、織物会社に糸を提供している弊社としては、最終製品に合わせた 糸設計が不可欠となりました。
このニーズに応えるため、二代目・三代目は徹底した技術者気質で臨みます。
目的の製品に適した糸が既製の条件では得られない場合、当時の最新設備を自ら改良しながら ゼロベースで糸を設計・試作を行うな どの工夫体制を重視し、開発件数を地道に重ねてまいりました。
こうした開発の素材と技術の組み合わせは数十万通りに及び、各案件の条件・経過・結果を時系列のデータとして体系的に蓄積してお ります。
これが現在、林撚糸の再現性と提案力を支える中核資産となっています。
以来、製品用途ごとに最適な糸をその都度設計し、90 年以上、糸を撚り続けて現在に至ります。

この継続こそが林撚糸の原点です。設備は創業時代からの機械を改良しながら現在も活用されております。

一方で、扱う素材は時代とともに更新され、伝統的な設備 × 新素材 × 開発姿勢の三位一体で価値を生み続けてきました。


最大の強み

戦後から今日まで、林撚糸は「新しい依頼ほど前向きに受ける」姿勢を貫き、車両・絨毯・
人工芝・手袋など用途をまたぐ製造を行ってまいりました。

二代目・三代目は機械改良スキルに長けており、糸の開発だけでなく設備改良も実施す るなど、「世の中にない糸は、自分たちの工夫でつくる」という姿勢で取り組み、膨大な 開発件数を経験してまいりました。

また、個別条件や失敗・改善のプロセスまでデータとして記録しているため、難度の高 い要望でも過去の経験や知見の組み合わせで解決策を導き出し、同品質の再現とより良 い改良をスピーディーに実現することが可能です。

撚糸業は地域の特産品目に依存しがちな業態です。
しかし林撚糸は、奈良(靴下)/今治・泉州(タオル)/和歌山(パイル・編み物)、名 古屋(産業資材)など、多様な繊維産業が周りに存在し、織物から編み物、さらには産 業資材の糸の受注も行ってまいりました。
こうした地の利を活かし、アパレルから産業資材まで長年にわたり多品種・小ロットの 案件に対応してきた幅広い開発経験・ノウハウがあります。

その結果、製品ごとに異なる糸の太さ・材質・撚り条件・工程設計への知見が深まり、 用途横断のノウハウが蓄積されております。
そのため、弊社では「撚れない糸はない」と胸を張れるだけの引き出しを備えています。

林撚糸は、最終製品の機能・使用環境・ユーザーの感覚から逆算して、最適な素材・製 法を設計してきました。

単に糸を撚るだけに留まらず、お客様の製品化までを視野に、エンドユーザーの使い心 地まで踏み込んで検討します。
特に、三代目以降は、和歌山の地場企業と連携し自社製品の共同開発(アツボウグ)に も挑戦、一本の糸から実物の試作品を作り、量産設計の経験を積み重ねております。

特に、この経験は、お客様に「実物から提案できる点」が評価されています。

例えば、和歌山が産地である手袋分野では、現場の不便(洗えない・蒸れやすい・硬い等) に着目し、機能性手袋の開発に着手。特許取得の重要性を行政・特許事務所と共に学び、技術の見える化と信頼性の担保によって販路開拓の土台を整えました。

販売面では、取り扱い企業の担当者との強い連携が認知拡大に寄与。近年は衛生・快適・ 安全への社会的関心の高まりとも噛み合い、需要が伸長しています。

林撚糸の開発はデータベースに記録されています。
条件変更の履歴や苦労のポイントが時間軸で把握できるため、過去試行の再現・横展開 が可能です。
属人的な経験に頼らず、プロセスとデータで品質を保証する仕組みが確立しています。

撚糸とは、細い素材を撚り合わせて糸にする基盤技術です。
紙、フィルム、金属(導電素材)、食品廃棄物、産業廃棄物といった細幅の素材であれば、どの うな素材でも糸にすることができます。
林撚糸は、素材を共通の形である糸に変換し、軽さや強さ、導電性、難燃性、吸湿・放湿性、抗菌性といった機能を、撚り方の設計に よって調整します。
これにより、安全性や清潔さ、快適さを高めることができ、製造時のロスを減らし、廃棄物を 源として活用することも可能になります。
さらに、ウェアラブルとテキスタイルの分野では、衣服が身体の情報をやさしく取得し、医療 介護、防災といった場面での判断を助 ける可能性も広がっています。
林撚糸が大切にしているのは「探求し役立てること」です。
繊維の世界に限らず、紙やフィルム、電材、食品といった異なる分野の方々と寄り添い、それぞれの豊かな発想を持ち寄ることで、新 しい用途を発見し、試作を行い、垣根を超えた挑戦を未来へと進めていきます。
暮らしに鼓動の高鳴る瞬間と喜びをもたらす企業として、撚糸が世界のあらゆるシーンの「あたりまえ」を更新してまいりたいと考え ております。

会社名

林撚糸株式会社

本社所在地

〒649-7205 和歌山県橋本市高野口町名倉 879

資本金

1,000 万円

代表取締役

林 雄太

事業内容

撚糸事業、アツボウグの開発・製造・販売、WASHITEX の開発・製造・販売、導電性繊維の開発・製造・販売

1932 年(昭和 7 年)

大阪・住吉大社近くで創業。事業は繊維の染色と軍需向け軍足(五本指ソックス)の製造。

1940 年代前半

戦禍により和歌山県橋本市へ疎開。帰阪が叶わず当地で再出発。

戦後直後

地域のニーズを汲み取りを、染色から撚糸へ業態転換。織物産地の一工程として参画。

1950‒70 年代

復興・成長期。車両シート・絨毯・ニューヨーク地下鉄床材など向けの撚糸を多数供給。人工芝の開発初期にも携わる。

1970‒80 年代

最新設備を導入・内製改良。多用途の試作案件に対応し、撚糸製造の記録・蓄積を開始。

2000 年代

三代目の「作るだけでなく形で見せる」方針の下、機能手袋「アツボウグ」の研究開始。

2010 年代

県・特許事務所と連携し、特許出願を伴う製品開発を推進。機能手袋「アツボウグ」をリリース。販路企業との連携で認知拡大。

2020 年代

異素材(紙・フィルム・導電材等)× 撚糸の提案を強化。SDGs/ 資源循環を意識した素材設計、ウェアラブル分野の実装に着手。

現在

アパレルと産業資材を両輪に、“用途発見→試作→量産設計→再現” までを一貫支援する提案型撚糸カンパニーとして事業を展開。

林撚糸のロゴは、一本の糸を撚る動きをモチーフにしています。
糸が撚られることで強くしなやかな一本になるように、技術と発想を重 ねながら価値を生み出す姿を表現しています。
中央の螺旋は DNA のような形を描き、技術が世代を越えて受け継がれ、全世界の人の暮らしが心から発展していくことを象徴しています。

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